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General dentistry一般歯科
一般歯科について
一般歯科では、主に成人のむし歯など一般的な治療を行なっています。むし歯は進行段階によって治療法が異なります。
CO:むし歯の初期段階です。見た目の変化はわかりづらく自覚症状もありません。歯を削るなどの治療はせず、丁寧な歯磨きやフッ化物塗布により悪化を防ぐことができます。
C1:歯の表面のエナメル質がむし歯になっている状態です。削って詰め物を詰めるなどの治療を行います。この段階では黒く見えるものの痛みは無いことも多いです。
C2:象牙質までむし歯が及んでいる状態です。冷たいものがしみたり痛みが出たりします。むし歯になっている部分を削って詰め物を詰めたり、被せ物を被せたりします。
C3:歯髄(歯の神経)にまでむし歯が及んでいる状態です。激しい痛みが出ます。冷たいものだけでなく温かいものでも痛みを感じることが多いです。この場合歯髄を取り除いて消毒し、被せ物を被せます。
C4:むし歯が進行し歯が崩壊し、歯の根っこ部分のみ残っている状態です。歯髄が死んでしまったことで痛みは感じなくなりますが、むし歯が治ったわけではありません。この状態となると基本的に抜歯となります。保存治療をご希望の方はご相談ください。
小児歯科
小児歯科について
乳歯(子どもの歯)は、いずれ永久歯(大人の歯)へと生え変わります。しかしだからといって、乳歯のケアを怠ったりむし歯を放置したりしてはいけません。永久歯が生えてくるのは6歳ごろですが、生涯ずっと使い続けるもの。永久歯が生えてからもずっと健康なお口でいるためには、子どもの頃からの予防・ケアが大切です。市販の歯磨き粉には歯を強くするフッ素が含まれていることも多く、それに加えて歯科医院で当院ではフッ化物塗布を受けることも重要です。
もしむし歯が見つかっても、お子さんが怖がりトラウマにならないよう最大限に配慮しながら治療を行います。
また将来的な歯並びが悪くならないようにする「小児矯正」という治療法もあります。大人の矯正と違って成長中の顎の骨に働きかけることができ、顎の大きさやバランスを整えることができます。これにより大人になって矯正が必要になっても抜歯をせずに済んだり、最小限の治療で済んだりします。治療装置もさまざまなものがあるため、お悩みの際は一度ご相談ください。
歯周病治療
歯周病について
歯周病は歯の周りの組織に炎症が起きている状態で、以下のような症状が現れます。
・歯ぐきが赤い
・歯ぐきが腫れている
・歯ぐきから血が出る
・歯ぐきから膿が出る
・口臭がする
・歯が浮いたような感じがする
・歯が揺れる
・歯が抜ける
上記のうち1つでも当てはまれば歯周病の可能性があります。歯周病の原因は歯垢(細菌性プラーク)ですが、これは毎日の歯磨きで落とすことができます。ただ歯磨きが不十分だと、歯垢に含まれる細菌により歯の周りの組織が炎症を起こします。これが歯周病です。
歯周病はむし歯のように明らかな痛みが出にくく、気付いたときには手遅れということも少なくありません。症状が出る前に歯科医院でチェックを受け、歯石除去や歯磨き方法の指導を受けることが重要です。
予防歯科
予防歯科について
「歯が痛くなったら歯科医院へ行く」「我慢できなくなったら歯科医院へ連絡しよう」という方も少なくないでしょう。予防歯科はそのような考え方ではなく、「症状が出る前から積極的にむし歯や歯周病を予防する」というものです。例えば歯石除去や歯磨き指導、フッ化物塗布などが予防歯科として代表的です。もちろんご自宅で行うセルフケアも、「予防歯科」という考え方に含まれます。
予防歯科の考え方に沿って、定期的に歯科医院でチェックを受ける習慣が付いていれば、むし歯や歯周病が見つかっても早期発見・早期治療を行うことができます。これにより進行を食い止めることができたり、治療が最小限で済んだりします。治療にかかる時間や費用も最小限に抑えられるでしょう。
親知らずの抜歯
親知らずとは
親知らずとは、大臼歯(大人の奥歯)の最も後ろに位置する歯です。第三大臼歯が正式な名称で、智歯(ちし)とも呼ばれています。親知らずは永久歯の中で最後に生えます。永久歯は通常15歳前後で生え揃いますが、親知らずの生える時期はだいたい10代後半から20代前半で、親に知られることなく生えてくる歯であることがその名前の由来だとも言われています。
親知らずは抜いたほうが良い?
親知らずは 「不要なので抜いてしまう」 というのではなく、抜いた方が良いケースと、抜かなくても良いケースがあります。ご自分の親知らずはどうなのか?歯科医師と十分に相談されてから決断しましょう。
抜いた方が良いケース
1.痛みや腫れがある親知らずは 「不要なので抜いてしまう」 というのではなく、抜いた方が良いケースと、抜かなくても良いケースがあります。ご自分の親知らずはどうなのか?歯科医師と十分に相談されてから決断しましょう。
2.歯並びに影響がある横向きに生えていて、手前の歯に悪影響を与えている場合。
親知らずはまっすぐに生えず、横向きに埋まっていることも多いです。その場合、手前の歯をグイグイと押して歯並びに悪影響を与えることがあります。また、第二大臼歯の吸収(手前の歯の根が溶かされるように浸食されること)を引き起こすこともあるので注意が必要です。
3.中途半端に生えている親知らずが全部生えきらず、歯の一部だけ見えている場合。
歯と歯肉の間に食べ物が詰まりやすいため、不潔な状態が長く炎症を起こしやすくなっています。歯肉の腫れや痛みを繰り返します。
4.腫瘍や嚢胞の原因になっているレントゲンで、嚢胞(膿の袋)や腫瘍が見られる場合。含歯性嚢胞(がんしせいのうほう)など、病気の発育によりあごの中の神経を圧迫したり、嚢胞ができることにより患部に痛みや腫れが生じます。
親知らずを放っておくとどうなる?
上下とも真っすぐ生えて、きちんと噛み合っている場合は問題ありません。
歯の一部だけ生えている場合は、不潔になりやすく歯肉の炎症を起こしやすい状態になります。この病気を智歯周囲炎(ちししゅういえん)といいます。智歯周囲炎は、20歳前後の人に発症する頻度の高い病気で、炎症が歯の周囲の軟組織や顎骨(あごの骨)に広がると顔が腫れたり、口を開けにくくなります。
また、「抜いた方が良いケース」でもご紹介したように、第二大臼歯の吸収(手前の歯の根が溶かされるように浸食されること)が進んでしまうと手前の歯を保存できない恐れが生じたりする可能性があります。
親知らずはいつ抜くのがいいの?
親知らずを抜くのは、できるだけ若いうちが良いですが、20歳前後が一番良いと考えられています。
・歯の周囲の骨は、年を重ねるごとに硬くなっていきます。若いうちは骨が柔らかく抜きやすいです。
・20代前半と30代前半の回復力は全然違います。傷の治りも、抜いた後の骨の出来上がりも若いほうが早いです。
・むし歯や病気になる前に、生えてくる20歳前後で抜いてしまえば手前の歯に悪影響も与えません。
・女性の場合、妊娠・出産によりホルモンバランスが崩れ、歯肉の炎症を起こしやすくなります。この時期に痛みが起こると薬を飲めずに辛い思いをしてしまいます。
・生えてきたばかりの親知らずは、歯根が完成していません。そのため、下歯槽神経(下顎の周囲の皮膚やお口の中の間隔を司る神経)まで距離があります。歯根が完成してしまった親知らずより低リスクです。
・中高年まで残すと、歯周病の進行で手前の歯も重症化して抜かなければならなくなります。
・親知らずを抜いた方がいいのか?お悩みの方
・親知らずの抜歯が不安な方
・「難抜歯なので当院では抜けない」と言われた方
・大学病院への紹介状をもらって通えていない方
・スケジュールが合わず予約がかなり先になってしまった方
口腔外科に精通したドクターが、CT等を使用し精密に検査・診断し、治療を担当いたします。
親知らずの抜歯をお考えの方は、お気軽に当院までご相談下さい。
白い詰め物・被せ物
白い詰め物・被せ物について
過去に治療を行い、銀色の詰め物や被せ物をされた方も多くいると思います。
白い詰め物・被せ物は審美性が高いのは言うまでもありませんが、本当の違いは「白」か「銀」か、ではありません。「奥歯で見えないから銀歯でもいい」という色の理由だけで材料を判断するのはおすすめ出来ません。
「再度、むし歯にならないようにする」これがご自身の歯を守るうえで、とても重要です。
過去に治療した銀歯が10年後にむし歯になる(二次むし歯)割合は、40~60%です。それに対して、セラミックの再治療割合は10%程です。銀歯は、汚れがつきやすく劣化しやすいため、歯との間に隙間が生じてむし歯になっていきます。何度も治療を繰り返すと歯を失う可能性が高まります。また、金属アレルギーを引き起こす危険性があります。
「虫歯になりにくい」材料を選ぶことも大切な選択肢の一つです。
※白い詰め物・被せ物は公的医療保険が適用されない自由診療です。
詰め物・被せ物とは
詰め物(インレー)は小さな虫歯を削り、穴が開いた場所を補う治療法です。
被せ物(クラウン)は虫歯の進行が大きく、削る範囲が広い場合や神経を抜いた際に歯を修復する治療法です。材料は保険が適用されるものと、されないもの(自由診療)があります。
詰め物・被せ物の流れ
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- Step01検査
- 問診、レントゲン検査などを行い歯の状態を確認します。
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- Step02治療
- 虫歯の進行度に合わせて、虫歯を削ったり、歯根の神経を取るなどの治療を行います。
※ここまでは保険診療です
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- Step03型取り
- 制作する素材を決定していただきます。歯の型取り、噛み合わせのチェックを行います。
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- Step04装着
- 完成した歯に合わせて噛み合わせや高さを調整してから、歯科用セメントで装着します。
治療期間・回数(※虫歯の状態によって変わります)
治療期間・・・1~6ヶ月
※保定期間を除く
回数・・・2~8回
費用
<詰め物 1歯>
ハイブリッドセラミック 33,000円
セラミック 55,000円
ゴールド 44,000円
<被せ物 1歯>
ハイブリッド前装冠 82,500円
オールセラミック(奥歯) 99,000円
オールセラミック(前歯) 143,000円~176,000円
メタルボンドクラウン 99,000円~143,000円
ゴールド 66,000円
※形成・印象料を除く
リスク・副作用
・保険適用にならない材料は全額自己負担のため高額になります
・衝撃に弱いため、咬み合わせが強い方は欠けたり割れる可能性があります
・割れない設計にするために詰め物や被せ物の厚みが必要なため、歯を削る量が多いことがあります
ホワイトニング
ホワイトニングについて
歯の黄ばみの原因は、以下の2つに分けられます。
・食べ物や飲み物、タバコなどによる着色
・生まれつきの歯の色
食べ物などによる着色が原因であれば、歯磨きや市販のホワイトニング用品、歯科医院のクリーニングなどで改善させることができます。しかし生まれつきの歯の色であったり、着色が重度であったりする場合は効果を感じられないでしょう。
そのような方でも、歯科医院のホワイトニングであれば歯を白くすることができます。専用の薬剤を使って、黄ばみの原因となっている汚れや歯の色素を分解します。これにより歯が白くなり、口元に清潔感が出ます。ホワイトニングは特に以下のような方におすすめです。
・仕事で人と話すことが多い方
・人前に立つことが多い方
・相手に良い印象を与えたい方 など
まずはお気軽にご相談ください。
※ホワイトニングは公的医療保険が適用されない自由診療です。
ホワイトニングとは
ホワイトニングはいろいろな原因で変色した歯を、削らずに漂白剤(主に過酸化水素)で化学的にブリーチング(漂白)し、白くて美しい歯に仕上げることです。
ホワイトニングの流れ
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- Step01カウンセリング
- お口の中をチェックし、歯の色の確認と口腔内写真の撮影をします。その後、歯の表面のクリーニングを行います。
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- Step02マウストレーの作製
- 歯の型を取り、マウストレーを作製します。完成したマウストレーとホワイトニングジェルをお持ち帰りいただきます。
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- Step03ホワイトニング剤塗布
- ご自宅で、マウストレーにホワイトニングジェルを注入し装着します。1日3時間、2週間続けていただきます。
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- Step04経過確認
- ホワイトニング効果の経過確認のため、数か月に1~2回程度、ご来院ください。
治療期間・回数(※虫歯の状態によって変わります)
治療期間・・・2週間
回数・・・2回
費用
ホーム(片顎) 31,900円
ホーム(上下) 40,700円
※前から左右4番目の歯までとなります
※オフィスホワイトニングも対応しております。詳しくはスタッフまで
リスク・副作用
・ホワイトニング剤の影響で知覚過敏がおこる可能性があります
・個人差があるため、1回の施術で思ったような白さにならないことがあります
・歯の特徴により色ムラが出る可能性があります
・詰め物や被せ物が多い方は、自分の歯との色の差が目立つ場合があります
・差し歯などの人工の歯を白くすることはできません
・「無カタラーゼ症」の方は、ホワイトニング剤に含まれる過酸化水素を分解する酵素がないため分解されずに残ってしまい、進行性口腔壊死などの重い病気になる可能性があるためホワイトニングはできません。
・妊娠中や授乳中の方は控えてください